平ヶ岳(ひらがたけ)

■平ヶ岳への、もうひとつのコースについて(中ノ岐林道 登山口)

百名山のなかでも平ヶ岳(ひらがたけ)は、その名のとおり、平らで大らかな山容と、無数の地溏、高山植物の豊かさで、抜群の魅力を有し、多くの登山者の心を引き付けてやみません。しかし、近年、とくに中高年の登山ブームを反映してか、従来の行程の長い、鷹ノ巣尾根コース往復はキツイという方も少なくない傾向があります。行程が短く、安全で自然環境に配慮した、新しいコースを求め、平成13年に現地調査を行い、中ノ岐林道から入山する循環ルートをご紹介します。

平ヶ岳では地元の魚沼市の指導により、自然環境を守るため緊急時以外、キャンプが禁止されています。近年、登山道や板敷きなどを外れて立ち入ったり、テント泊に伴う排泄やゴミなどで、周辺環境に大きな影響が出てきています。地図上でテント場、水場などと記載されていますが、緊急時用のスペースです。自然保護のため、指定地以外のキャンプは遠慮しましょう。

コース日程の概要
1.昭和61年10月、浩宮様がご登頂されたときに利用されたのが、このコースです。湿地に木道が敷設され、歩きやすくなりました。

2.長いアプローチとなる林道の終点まで、宿の車でお送りするので、登りに3時間余りを短縮できます。それにより、休憩を含み徒歩所要時間が合計約8時間となります。3.早朝、小屋を車で出発、国道を約30分、そして中ノ岐林道の悪路を約1時間を経て、登山口に到着します。中ノ岐林道の入り口は施錠され、一般車両は立ち入りできません。

【登山コース例】
当小屋を出発→中ノ岐林道(車で送迎)→中ノ岐林道登山口→平ケ岳沢(増水時危険)→玉子石→(水場)→平ヶ岳山頂→姫池(地溏群)→白沢清水→台倉清水→台倉山→下台倉山→鷹ノ巣登山口に下山(駐車場・バス停あり・尾瀬口行きの最終バスは15:50頃・予約制)→車道を約800m歩き、当小屋に到着

参考資料:新ハイキング2008年6月号「中ノ岐林道から平ヶ岳」(PDF)

※途中、台倉山1,695m~下台倉山1,604m付近では、尾瀬の燧ケ岳や会津駒ケ岳方面の眺望、足元に広がる奇岩や奇木、紅葉など、一見に値する絶景に出会えます。
※このコースは、下台倉山から鷹ノ巣登山口に向かっての下山路は、比較的急なやせた尾根が続くため、足元には十分注意されたい。
※温暖化などの影響で、地図上の水場が枯れていることがあります。十分な水を持参してください。熱中症でヘリコプター搬送される登山者もいますので、体調管理を十分にしてください。

玉子石
コースご利用にあたって、ご理解いただきたい点
■基本的に宿泊していただいた、お客様が対象となります。

■宿泊予約の際、送迎もご予約した方に限ります。

■送迎は、参加人数が6名様以上であることが、基本となります。他のお客様と乗り合わせて行きますので、少人数でも送迎が可能です。事前にお問い合せください。

■中ノ岐林道の登山口までの送迎は、宿泊料金と別になります。

■本コースを利用する際、午前中に大雨が予想されないこと(林道通過の安全が十分確保されていること)。

■行きは、林道の登山口まで車でお送りします。帰りは当小屋まで、お歩きください(鷹ノ巣登山口から10分程度)。

■運行日や人数、気象、道路条件などによって、ご要望にお応えできないことがあります。

■運行予定や最近の情報は、直接、お問い合わせください。必ず事前に、ご予約をお願いします。

■自然環境保護のため、山中でのテント泊はご遠慮ください。長い道のりですが、山頂や姫池付近はもとより、平ヶ岳一帯は特別保護地区に指定されています。只今ある板敷きなどは、緊急避難時のために用意されているものです。登山道や板敷きなどを外れて、立ち入ることはやめてください。板敷き以外への立ち入りや、テント泊に伴う排泄やゴミなどで、周辺環境に大きな影響が出てきています。テント泊をご希望の方は、清四郎小屋隣りに、キャンプ場を用意しています(有料)。

<清四郎小屋>

〒946-0000新潟県魚沼市鷹ノ巣(奥銀山)

電話(小屋直通)090-2558-0028


※本コースのオープンは、例年7月中旬から10月19日までです(予定)。

※鷹ノ巣尾根往復コースは、例年6月中旬~10月19日までです。(状況によって変更あり)

※尾瀬や平ヶ岳などの周辺の状況やコースについては、お泊まりの際にご照会ください。

※参考資料:

新ハイキング2008年6月号「中ノ岐林道から平ヶ岳」(PDF)

2017年12月22日 新潟日報「長年の山岳救助感謝」(PDF)